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ロゴデザイン・打ち合わせから完成まで9つの工程。簡単に見えて実は多くのステップを経るのです。

ロゴデザインワークフロー

「ロゴデザインって作るの簡単そうだけどな…」
時にそういった感想をいただくことがあります。

最終的にシンプルな形に落とし込まれるロゴデザインは、
一見デザインするのはとても簡単に思われるかも知れません。
しかし、実際にはかなりの工程を経て制作されているということをご紹介したいと思います。

1)打ち合わせ
直接お会いしての打ち合わせの他に、お電話やメール、チャットなどを使って打ち合わせをします。
この際、企業やショップ、ブランドのコンセプトポジショニングターゲットユーザーなどを
業務内容や競合他社、将来像など様々なお話をお聞きしつつできるだけ明確にしていきます。
具体的なイメージをお持ちの場合はご要望を把握することに努めます。

2)アイデア出し・ラフスケッチ
打ち合わせ時に収集した情報を元にアイデアを出していきます。
コンセプトを踏まえつつ、ご要望の方向性以外にも新しいご提案ができるよう
可能な限り沢山のアイデアを搾り出します。
1つのデザインをご提案するために、ラフ段階ではその10倍以上の数を制作します。
時には100ページのノートを一冊丸々使ってしまうようなことも。
また、デザイン的な類似を避けるために同業他社のデザインもできる限り確認します。

3)スキャン及びデータ作成
制作したラフスケッチから可能性のあるデザインを選び出し、
スキャンしてパソコンに取り込みラインをトレースしていきます。
ロゴは様々な場面で使用されますので、汎用性の高いAdobe Illustratorで制作します。
(Illustratorのデータはベクターデータと言われ、計算式で構成されているため
拡大縮小してもデータが劣化しませんので、名刺も看板も同じデータで処理できます)
データ化した後にさらにデザインを絞り込みます。
データ化することでより単純化されますので良し悪しが明確になります。

4)バランス調整・バリエーション展開
絞り込んだデザインをさらに各部バランス調整を行います。
その際に、より良くなる方向性はないかアレンジを加えながら
いくつもバリエーションを展開して可能性を探ります。
ここでも1案に対してバリエーションを10、20と制作することもあり、
納得がいくまで続けます。

5)ご提案プラン決定
ここまで制作したものから、ご提案に足るものを選抜します。
デザインの完成度としては良いが方向性的に他のデザインの方がより近い、
またはこちらの方が個性がある、といったことで判断する場合もありますの
でいつも悩ましいところです。
改めてコンセプトを振り返り、意味も含めて確認をします。
3案ご提案できる場合は、
A:ご要望に沿ったプラン
B:デザイナーの感性を生かしたプラン
C:A・Bプランの中間的なプランというご提案が基本的な考え方です。

※参考:株式会社タスカル様ロゴデザインプラン

6)提案書作成
それぞれのロゴデザインがどのような考えに基づいて制作されたものであるか、
そのデザインコンセプトを説明した提案書を作成いたしますので、
ご確認の上、どのデザインプランが良いかを決定していただきます。
この際、必要があれば修正や調整を行います。

7)カラーバリエーション展開
デザインプランが決定したら、カラーバリエーションを展開していきます。
カラーによってもニュアンスを様々に調整できますので、
ここも重要な工程であるといえます。
どういったケースで使用されるかをを想定しながら視認性を失わないように配慮しつつ、
企業コンセプトやそれぞれのカラーが持つイメージを踏まえて組み合わせを考えます。

8)具体的な使用ケースに合わせたバリエーション展開
ロゴは様々なところで使用されます。
モノクロの場合もあれば、同系色が背景の場合、明るい背景、暗い背景などもあります。
さらにWEBバナーなど細長いエリアに使用するケースも考えられますので、
デザインに合わせてそれらに対応できるようバリエーションを作成します。

9)データ納品
これらの工程を全て完了したら完成データを納品いたします。
通常はメールまたはファイル転送サービスなどを利用してデータをお渡ししますが、
ご希望があればCD-Rなどのメディアでの納品も可能です(有料)。

 

以上がロゴデザインの基本的な工程になります。
企業や店舗、ブランドの顔として長く使われるロゴデザインは、
最低でもこのような工程を踏まなければ良いものに仕上がらないと考えます。
ぱっと見て目立ち、印象に残るためにはシンプルである必要がありますので、
完成形だけを見ると簡単に制作できるように思われるかもしれません。
しかし、そのシンプルな造形の中にいかにして発信力を持たせるかについて、
デザイナーは心血を注いでいるのです。

例えば、歯科医院と分かれば良いというものであれば、
単純に「歯」のイラストやマークを入れることで成立するでしょう。
しかし、現在のように情報が多く簡単に比較できる社会では、それ以外にも
どんな歯科医院であるかを表現することが必要なのです。

誰に、どのようなメッセージを伝えたいか、同業他社との差別化なども考えていくとすれば、
コンセプトワークからそれらを表現したデザイン、
様々な媒体での使用を考えたバリエーションなども重要となってきます。
ただ安直にパーツを組み合わせれば、マークを作ること自体は簡単にできます。
しかし、それだけでは果たせない「機能するデザイン」にこそ価値があると考え、
BDSでは日々デザインに取り組んでいます。

★より具体的な内容はこちらをご参考ください。
※参考:プロが教えるロゴデザインのコツ。シンボルマークデザインの進め方。

 

BDSではご相談だけでも喜んで承りますので、
デザインについてお悩みの方はお気軽にお問い合わせください。

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