WEBサイトリニューアルのススメ。
WEBサイトでの集客や販売を考えた場合、変わりゆくトレンドに合わせて随時対応していくことが必要となります。ここ数年での大きな流れを振り返りつつ、現状の対策を考えていきたいと思います。
①デザイン的トレンド
最近ではさすがにテーブルを多用したようなWEBサイトはみかけなくなりましたが、一目見て古いと感じるのは横幅の狭いWEBサイトです。標準的な表示画像解像度が上がっているのに制作当時のまま放置されているため現状にそぐわなくなっています。あと大きな流れとしてはFlashが一気に使われなくなってしまいました。これは、iPhoneがFlashに対応しなかったことに起因しています。
デザインにおける主流もかなり変わりました。グラデーションを多用したリッチなデザインよりも、どんどんフラットでシンプルなものへと変遷しています。これは、PCだけではなくタブレットやスマホでWEBサイトを見るユーザーに対応するために、1ソースで各デバイスに最適化できるレスポンシブWEBの必要性が高まり、できるだけ画像を使った装飾を排除する必要性が高まったこと、検索エンジン対策を考えた場合に見た目のデコレーションよりもWEBサイトのコンテンツ(記事や写真)の重要性が増しているためです。
②検索エンジン的トレンド
検索エンジンの動向としては、キーワードや外部リンク数などよりも、いかにユーザーにとって有益なコンテンツが掲載されているかを重視する方向であると言われています。検索エンジンの最も重要な役割として「ユーザーにとって有益なWEBサイトを検索結果として上位に表示させる」ことが上げられますので、その観点から考えると、専門業者にお金を払う事で対策されてしまうと本来の目的に反してしまうため、キーワードや外部リンクは重視されない方向であるということです(あくまで大きな流れという意味です)。それは一方でリスティング広告などの有料広告での集客の重要性が増すということにもつながりますので、検索エンジン側としては当然のことかもしれません。また、2015年4月21日よりGoogleがモバイルフレンドリーアップデートを行いました。
<参考>
今後、PCの需要が減ることはあってもモバイル端末が減ることは無いと思われますので、WEBサイトのモバイル端末への対応はもはや必須であると言えます。
③現状最も効果的なWEBは?
これらのことを踏まえますと、基本的にはレスポンシブWEBにすることが最も効果的かと思われますが、既存のWEBサイトを生かす場合は、モバイル用のWEBを新たに増設して閲覧ユーザーごとに振り分けるという方法も考えられます。レスポンシブの場合は修正や追加があっても1ソースを変更するだけですみますが、振り分けタイプの場合はそれぞれに対応しなければならず、その分手間と費用がかかってしまいます。
一方で、レスポンシブはデザイン的な制約を受ける場合がありますので、オリジナリティを打ち出したいWEBサイトには向かない面もあります。検索エンジン対策としてはユーザーにとって有益なコンテンツをどれだけ掲載できるかが重要ということで、ブログ形式で記事をどんどん更新できるタイプが有効となります。一昔前のように、WEBサイトを作っておくだけでもある程度効果があった時代はもう終わりました。だれもがSNSを利用するようになったことで、WEB上の情報量は爆発的に増え、その中で自社のWEBサイトをユーザーに見つけてもらうことが本当に難しくなっています。
<結論>
モバイル端末にも対応したレスポンシブタイプのWEBサイトで記事を投稿し増やしていけるタイプのもの
が現状のトレンドに最も合うタイプであると思われます。もちろん、業種や内容によって表現すべき事は違うので全てがそうであるとは言えないのですが、もはや外せない要素ではないでしょうか。記事投稿については全体または部分的にWordPressを組み込むことで対応できます。その上で、有料広告を利用していけば、より集客に繋げることができるでしょう。
BDSではご相談だけでも喜んで承りますので、デザインについてお悩みの方はお気軽にお問い合わせください。