ブランドを創る!コンセプトは進むべき道を決める羅針盤
BDSでは都度コンセプトのお話をしていますが、そもそもコンセプトって何?何となくは分かるけど、それってそんなに大事なの?と言う方もいらっしゃるかもしれません。今回はブランド創りのためにとても大切になるコンセプト設計の重要性をお伝えしたいと思います。
コンセプトって何?
コンセプトをググってみると
と出てきます。
つまりコンセプトとは「軸となる考え方」の事ですね。例えばビジネスを様々な要素から検討し、オープンするお店のコンセプトを「最高の食材と熟練の技術で特別なおもてなしをする和食店」とした場合、開業までに決めるべき事は全てこのコンセプトに基づいて判断していくことになります。
コンセプトが決まればデザインは決まる
もちろんデザインもコンセプトを中心に考えていきます。このコンセプトでは日常使いではなく特別な時に使って欲しい単価の高いお店となるため、ターゲットの年齢層も高くなりますし、親しみやすさよりも品格が求められますので自ずとデザインの方向性は決まってきます。そして、方向性に沿ってご提案したデザインプランの良し悪しをご判断いただく場合も「コンセプト」に照らして「このプランAの方が好みだけど、コンセプトに照らせばプランBの方が正しいね」といった「軸」から外れない決め方が大切です。そうしなければ、個人的な(主に決裁者の)「好み」で決まっていくことになり、正しい方向に向かわない可能性が出てきてしまうのです。
「個人の好み」というのは「ターゲットが好むもの」とは異なる場合が多々あり、関係者全員(オーナーや店舗設計者、グラフィックデザイナーなど)が「軸となる考え方」に基づいて総合的に判断することが求められます。もちろんオーナーの意見が反映されないのではなく、全てはコンセプトを基準に決めなければ、伝えたいことが伝えたい人に伝わらなくなる、または間違って伝わってしまうということです。
コンセプトは外向きだけではなく内向きにもとても大切
コンセプトは単に外に向けた発信にだけ重要なことではありません。社員や店員が自分達の仕事が何であるか、何を大切にしているかと言うことを共通認識として持つためにも必要なものです。社員教育やサービスもコンセプトに沿って行われることで、それに接した顧客が「そのお店が大切にしていること」を感じ、そこに共感が生まれビジネスが一層ブランドとして確立していきます。様々な人間が関わるビジネスにおいて、「軸となる考え方=コンセプト」が明確になっていなければ場当たり的な判断や対応になってしまい、結果としてビジネスの機会を大きく損失することになってしまいます。
人間に例えると分かり易い?
いつも一貫していて「スジの通った人」はその人がどんな人なのかが他人にも伝わりやすく、人柄や趣味などが伝わることでその人に好意を持つ人が周りに集まってきます。そして何より人から信頼されるはずです。魅力があって信頼できる人だから他の友達にも紹介したくなりますね。逆に、その場その場でいいことばかり言ったり、矛盾したことを平気で行う人は「よく分からない人」として信用されません。それをもう一度ビジネスに置き換えればどうでしょう。
伝えることこそがビジネスの鍵
インターネットや各マスメディアからもの凄い量の情報が発信され、また誰しもがそれに簡単にアクセスできる現代において、ユーザーは自分の行きたいお店を様々な角度から比較検討し選択しています。その中で埋もれずに選んでもらうには、一時的な流行に惑わされたり、欲張ってあれもこれもといろんな事を言い過ぎたりせずに、自分達の個性を明確に打ち出し、一貫して伝えることがとても重要なのです。
コンセプトに共感する人が集まるお店に
進むべき道がどこなのか、ビジネスの羅針盤として常にコンセプトを意識して内外に発信していけば、自分達の大切にしていることが「伝わり」、その考えに共感してくれるお客様が「集まり」、そしてまた新しいお客様へと「広がって」いくことでブランドサイクルが生まれ、共感してくれる方に囲まれて仕事ができるという幸せな形が出来上がります。
BDSができること
BDSでは、単なるツールのデザインだけではなく、選ばれるお店になるためのコンセプト設計のお手伝いはもちろん、情報発信のためにビジュアル構成やキャッチコピー、そして的確な媒体選択などを含めたビジュアルコミュニケーションを促進し、「伝わる・広がる・集まる」をデザインすることであなたのビジネスをトータルにサポートしブランド構築に貢献いたします。そして、それこそが我々のコンセプトそのものなのです。