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マーケティングポジショニングマップ

起業のための最初の一歩。ポジショニングを明確にしよう。

自分たちの立ち位置は市場のどこにあるのか。コンセプトワークが固まったら、次は参入市場における自社のポジショニングを明確にすることで、デザインの方向性が固まります。

同種の商品やサービスを提供する場合でも、ターゲットの年齢層や購買層が異なるとデザインにも大きく影響します。例えば、同じ電化製品を販売する企業でも、ハイエンドユーザー向けに営業するのと、機能より低価格を求めるユーザーをメインの対象とするかで表現すべき内容が異なります。高級志向なら品格が必要ですし、リーズナブルさを押し出すなら親しみ易さが重要といったように。

上図のようにグラフ化して競合他社とのポジションを比較するのも良い方法です。この場合、縦軸を購買層、横軸を年齢層として他社及び自社を配置することで視覚化でき、自分達の立ち位置がとても分かり易くなります。この縦軸と横軸は、特定の年齢層向けの商材であれば、イメージが「固い」←→「柔らかい」などとするなど、場合によって商材に強く影響する内容に置き換えてください。

また、図の点線で囲んだ「独占?」のように、マーケット上ではあるが「同じ土俵に乗らない」「できるだけ戦わない」位置にいるのがブランドを確立するには優位な要素となりますので、もし独自のポジションが築ければ、デザインも自ずとオリジナリティを持つためにブランドとして一歩前進できると思います。その逆に競合がひしめくエリアに飛び込むと、市場としてのパイは大きくても差別化が難しく特徴が出しにくいため、結果的に価格競争に巻き込まれたり、集客のために多額の広告予算が必要となってしまいます。

資本やマンパワーに限りがある個人や小規模事業の起業については
パイは小さくても市場自体はしっかりとあって、しかも競争相手ができるだけ少ない所を狙うのが望ましいと思います。ポジショニングとは「どういったユーザーに向けてビジネスを展開するのか」ということでもありますので、先にお伝えした

これらの内容も踏まえてコンセプトとポジショニングを明確にすることで、表現すべきことがかなりはっきりしますので方向性を探るような無駄もなく、確度の高いデザインを展開できるため「伝えたい人に・伝えたい内容が・伝わり易い」機能的なデザインを提供できるようになります。

BDSでは、ブランディングの第一歩として、まずはコンセプトとポジショニングをご相談しながら明確にし、そこからデザインを展開することで、しっかりと意図を持った「伝わる」デザインをご提供したいと考えています。


BDSではご相談だけでも喜んで承りますので、デザインについてお悩みの方はお気軽にお問い合わせください。

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